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愛一工業株式会社

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  • 2026.07.30

    世界的な核実験監視網「IMS」の復旧に当社海底ケーブル技術が貢献

    包括的核実験禁止条約機関準備委員会(CTBTO)が運用する国際監視システム(IMS:International Monitoring System)の水中音響観測所「HA08 North」の海底ケーブル修復プロジェクトにおいて、当社製Cut & Hold Grapnel(CHG)が使用されました。

    世界的な核実験監視を担う国際監視システム(IMS)の重要インフラ復旧に、当社の海底ケーブル技術が貢献しました。

    国際監視システム(IMS)は、世界各地で行われる核実験を検知するため、地震波、水中音響、微気圧振動、放射性核種という4つの技術を用いて地球規模で監視を行うネットワークです。

    今回修復されたHA08は、インド洋のディエゴガルシアに設置された水中音響観測所で、世界に11か所しかないIMS水中音響観測所の一つです。

    HA08はNorthとSouthの2系統から構成されていますが、HA08 Northは2014年、ディエゴガルシア沖約189kmの海底ケーブル断線により運用を停止。その後約12年間にわたり停止した状態が続いていました。

    2026年6月、特殊ケーブル船による本格的な修復作業が実施されました。

    修復作業では、水深1,500mを超える深海に敷設された既設ケーブルを海底から回収する必要があり、その重要な工程に当社製**Cut & Hold Grapnel(CHG)**が使用されました。

    CHGは海底に敷設されたケーブルを捕捉・切断すると同時に保持し、船上へ回収するための特殊な海底ケーブル工事用機器です。

    今回の作業では、断線箇所の両側に対するケーブル回収がいずれも最初の試みで成功しました。回収されたケーブルを船上で試験した結果、約12年間海底に残されていたHA08 Northのハイドロフォン(水中音響センサー)が正常に機能していることも確認されました。

    その後、新しい海底ケーブルとの接続・敷設作業が行われ、2026年6月17日、HA08 Northからの観測データが約12年ぶりに復旧。データはウィーンの国際データセンター(IDC)へ正常に送信され、HA08 Northは再び国際監視システムの一部として運用を開始しました。

    CTBTOによれば、この復旧によってIMSは初めて完全な水中音響監視体制(Full Hydroacoustic Coverage)を実現しました。

    世界規模の核実験監視という重要な役割を担う国際インフラの復旧に、当社が長年培ってきた海底ケーブル技術と製品が貢献できたことを大変光栄に思います。

    愛一工業株式会社は、これからも海底ケーブルの敷設・保守・修復を支える高品質で信頼性の高い製品・技術を提供し、世界の海洋インフラを支えてまいります。

    関連情報
    CTBTO公式ニュース

    HA08 North repaired: full hydroacoustic coverage achieved, first for IMS | CTBTO